眠りは私たちにとって最も大切な生命活動のひとつです。その役割には『心と体のメンテナンス』があります。
■心のメンテナンスには脳の疲労回復・記憶情報の保存・
ストレスの緩和が挙げられます。
■体のメンテナンスには、免疫力の増加・老化防止・
美肌づくり・体の成長と修復などがあります。
つまり眠りの質によって、心と体のお手入れの具合が左右される重要な活動と言えます。しかしその睡眠の時間は、無意識の状態にあるため、体がもっとも無防備な状態になります。だからこそ冷えや温度差から身体を守ることが、寝具に求められる本当の役割なのです。
私たちは睡眠中、レム睡眠(Rapid Eye Movement)とノンレム睡眠をくり返しています。レム睡眠は、主に身体が休んでいる、浅い眠りの状態。ノンレム睡眠は脳の休息と言われます。心地よい眠りといい目覚めの為には、この交互サイクル(90分)が正常に維持されなければなりません。
こうしたバランスのいい心地良い睡眠を手にいれる為の道具が、寝具です。たとえば睡眠中の発汗量が多いのはご存知だと思いますが、その水分をうまく吸収&発散できる寝具でないと、嫌なムレ感から目がさめてしまったり、寝返りが多くなり過ぎ、結果眠りが浅くなるケースも…ですから寝具選びはとても大切なのです。
人生の1/3もの時間を費やす睡眠。
たったひとつの身体だからしっかりした寝具を選ぶことをおすすめします!
眠る時、寝具によって身体の周りにつくられる温度・湿度・気流のことを寝床内気象といいます。様々な研究により、人間が睡眠時にもっとも心地良いと感じる目安の数値です。
保温力と吸放湿性が、理想の掛けふとんの条件!
この質で眠りはまったく違うものになります!
そうは言ってもピンとこないと思います。そこできくちが提案する室温(季節)別のおすすめ寝具の組み合わせ例をご紹介します。
では敷きふとんに必要な条件は何でしょう?やはり睡眠中の全体重を支える敷きふとんには、しっかりしたクッション性と体圧分散性、また吸放湿性や保温力が欠かせないキーワードになります。中でも体圧分散性は、寝ごこちという点でもっとも重要なポイントになります。下図のように仰向き寝の場合、背中から腰にかけて体重の約七割以上の圧力がかかります。また側臥(横寝)の場合には、さらに肩と腰に集中して負担がかかると言われます。理想の敷きふとんはこれらの負担をできるだけ軽減し、自然な寝姿勢でやすむことのできるものだと思います。また永く使える点も重要ですね!
A:固くてつぶれた敷きふとんが健康に良い!といったのは昔のお話です。極端な例ですが板の上に寝ると肩や肩甲骨、腰がうっ血してシビレに変わってきます。これでは神経や血管を圧迫し、リンパの流れも滞らせてしまいます!大切な身体をあずける敷きふとんは、適度な弾力があり背中と脚腰部のすきまを埋めるものをおすすめします。
A:極端にやわらかい素材のタイプは、どうしても重い腰部だけが沈み込み、肩首や腰に負担がいきがちです。 もしも十年くらいお使いで、腰部がへたっているようでしたら、お買替えをおすすめします。また敷きふとんは購入する前に、必ずお店でお試し寝をしてから選ぶのが、失敗しないポイントです。
私たちのからだは丸みのある作りです。
だから敷きは固すぎても柔らかすぎてもダメなのです!
お洋服やスーツ、また靴も必ず試着をされるかと思います。私たちのショップでは、さまざまな寝具のお試し寝をおすすめしています。寝具は毎日かならずお使いいただく大切な道具です。また一日の疲れをとるリラックスのツールでもあります。ですから、手触りと価格だけで判断するのはおすすめできないのです。どうぞお気軽にお店で寝てみて、アドバイザーに何でもご相談ください。『こんなはずじゃなかった…』ではなく、『あ〜しあわせ〜』と、こころから眠りを楽しんでいただきたいから…!これが当店がおすすめする、失敗しない寝具の
きくちスタッフ一同